企業向けの活動は主に以下があります。
◆ワークショップ「ショートショート発想法」の開催
◆作品の提供(研究開発 / プロモーション)
◆その他
イノベーションを生みだすための方法として、ショートショートの書き方講座の内容を企業向けに発展させたワークショップ「ショートショート発想法」を数多く開催させていただいています。
コンセプトは、「荒唐無稽な物語の中に、未来を切り拓くヒントがある」。
開開催企業は、自動車メーカー、日用品メーカー、化粧品メーカー、飲料メーカー、IT企業、コンサルティング企業など多岐にわたり、参加者も広報部門から企画部門、研究開発部門まで多様です。年齢も若手から管理職、ベテラン、経営層と様々で、みなさんがワークショップを通じて、楽しみながら新しい商品やサービスのヒントを探ってくださっています。
ワークショップは以下の2部制で行っています。
・第1部 執筆パート:自社や自社の業務領域に関連するテーマを設定し、90分程度で社員おひとりおひとりにショートショートを執筆していただきます。どなたでも書けるメソッドをご用意していますので、文章の読み書きが苦手な方もご安心ください。
・第2部 読み解きパート:完成した作品を1時間程度をかけて田丸も加わり読み解いていき、未来を切り拓きうる新しいアイデアについて探ります。
(オプションとして、イラストをつけたり、後日、完成した作品を冊子状にまとめることも可能です。)
◆開催実績(一部)
・HONDA様
・デンソー様
・LION様
・ポーラ様
・富士通様
・KDDI様
・サントリー様
・農林水産省様
・みずほフィナンシャルグループ様
ほか
◆みずほフィナンシャルグループ様との取り組み
2024年の春に刊行したForbes JAPANの別冊ブランドブック「みずほフィナンシャルグループ創立150周年記念特別号」の一環で、
・みずほ銀行の加藤頭取
・証券の浜本社長
・信託の梅田社長
・リサーチ&テクノロジーズの吉原社長
の4名(肩書きは実施時)にワークショップを開催させていただきました。
この取り組みの中では、ほかにも、
・社員さん向けワークショップ
・未来のみずほをテーマにした作品「記憶の銀行」の執筆
も担当しました。
ブランドブックは、グループの全社員 約5万人向けに刊行。
上記の内容を含め、以下から無料でお読みいただけます。
https://www.mizuho-fg.co.jp/company/policy/ci/forbes/index.html
【見開き版】
・4社長さんへのワークショップ:P34、36
・田丸作品「記憶の銀行」:P38~39
・社員さん向けワークショップ:P40~41
【片開き版】
・4社長さんへのワークショップ:P66~67、P70~71
・田丸作品「記憶の銀行」:P74~77
・社員さん向けワークショップ:P78~81
特定の技術やトピックなど、さらなる具体的なお題を設定したアレンジ版のワークショップも開催しています。まずはお気軽にご相談ください。
・例:研究中の最新技術の応用可能性を探りたい。
→その技術が実現した未来の物語を執筆いただけるワークを開発させていただいた上で、社員の方々に作品を執筆してもらい、技術の応用可能性を探る。など
・例:すでに考えているあるサービスのアイデアについて、さらなる可能性を探りたい。
→そのアイデアをテーマに物語を執筆いただけるワークを開発させていただいた上で、社員の方々に作品を執筆してもらい、可能性を探る。など
このワークショップは、新商品やサービスを考えることに加え、ほかの目的も兼ねて開催いただくこともできます。たとえば、伝える力を磨くことや、社員同士のコミュニケーションを図ることに活かしたり、ワークショップで生まれた物語から潜在的に関係者が感じていることや本音を抽出して研究開発に活かしたり、自分たちがこれから掲げるべきビジョンの策定に活かしたりといったことも可能です。
ワークショップとセット、もしくは単体で、田丸自身が作品を執筆させていただくことも多くあります。詳しくは下記「作品の提供」をご覧ください。
ワークショップの内容をまとめたビジネス書『ビジネスと空想 ~空想からとんでもないアイデアを生みだす思考法~』も刊行しています。お手に取っていただければ幸いです。
◆研究開発
研究中の最新技術の情報を適宜 機密保持契約を結びながら共有いただき、その技術が実現したときの活用法のアイデアを考えるとともに、そのアイデアの中から実際に田丸が作品を執筆してご提供するということも行っています。
研究開発の現場における以下のようなお悩みに対して少しでもお役に立てればと、深くお話ししながらアイデアや作品を提供させていただいています。
・手元にファクトはあるものの、自分の研究に血の通った感じがしない。
・いまの研究がどう未来で役に立つのか、実感を持ちにくい。
・研究が実現すれば多分野に応用できそうに感じているものの、どんな応用ができそうかの具体的なアイデアが、既存の自分たちの仕事領域にとどまってしまう。
◆プロモーション
商品やサービスなどのプロモーションのための作品提供も行っています。
≪事例の一部≫
・企業様
ユーグレナ「サステナビリティフィクション小説」
三井不動産レジデンシャルPR作品
スターバックス チルドカップ「HOLIDAY SHORT SHORT STORIES」
富士通デザインセンター「ふヘンなみらい」
有料老人ホーム・エデンの園 「寄り添う人」
沢井製薬「沢井製薬ミライラボ」
マルコメ「DJ MARUKOME 読めるスパイスカレー」
東京ガス「小さな音の物語」
バンホーテン「ハイカカオ ひといきノベル」
日産「日産未来文庫」
JT「SevenStars 人生の相棒」
NHK 1.5ch「宇宙ショートショート絵巻」 (第21回文化庁メディア芸術祭「エンターテインメント部門」で審査委員会推薦作品を受賞)
明屋書店「80周年記念企画 本屋の星崎さん」 (第40回新聞広告賞の広告主部門、優秀賞を受賞)
など
・自治体/団体様
愛媛のJR予土線「予土のみじかな物語」
岐阜県瑞浪市「魅力発信ムービープロジェクト」
京都府精華町「けいはんな日記」
オーストラリア観光局「Gold Coast 7 Stories」
愛媛県人権擁護委員連合会・松山地方法務局「人権作品『鏡の私』」
日展「日展×文学~日本の美と若手作家のコラボレーション~」など
など
・アーティスト
スピッツ「ベストアルバム発売記念 楽曲インスパイヤ小説」
スキマスイッチ「スキマの花屋」
など
◆アイデアの提供
特定の技術やトピックなどのお題に対して、ブレスト形式でどんどんアイデアを提供させていただくことも行っています。
◆書籍のプロデュース
デンソーとのプロジェクトでは『未来製作所』という一冊の本を幻冬舎より出版しました。本企画は「未来の移動やモビリティ」というテーマのもと、田丸も含めた5名の作家がデンソーの最先端の技術やモノづくりの現場を取材したのちに作品を執筆し、本にするというもので、田丸は自作の執筆とともに企画の総合プロデューサーを務めさせていただきました。 『未来製作所』は翻訳された上で韓国でも出版されています。
「ショートショート発想法」の紹介動画①(自動車編)
「ショートショート発想法」の紹介動画②(日用品編)
企業向けワークショップについてのインタビュー動画